セールスコピーライティング普及協会

3)マーケティング ビジネスでは誰もがNO.1になれる!?

3)マーケティング

こんにちは。セールスコピーライティング普及協会の吉村です。

2022年の冬季のオリンピックが終わりましたね。

日本人選手の中でひときわ注目を集めたのは、スノーボードで金メダルを獲得した平野歩夢選手ではないでしょうか?

本当に素晴らしい活躍でしたよね(^^)

さて今日は、オリンピックからヒントを得て、あなたのビジネスを、より拡大させていくための方法について考えていきたいと思います。

  「オリンピックからヒントを得て」と書きましたが、より正確にいうと、「オリンピックを見る私たちの反応」からヒントを得て、売上アップにつながる視点をお届けしていきます。

ここで、ちょっとお聞きします。

先ほど、日本の平野歩夢選手がスノーボードで金メダルを獲得したということを書きましたが、

銀メダルをとった選手の名前はすぐに思い浮かびますか?

銅メダルをとった選手はどうですか?

惜しくもメダルを逃した4位の選手の名前は?

正解を言うと、

銀メダルはオーストラリアのスコット・ジェームズ選手

銅メダルはスイスのヤン・シェレル選手

第4位はアメリカのショーン・ホワイト選手です。

正直、ほとんどの方が答えられなかったのではないでしょうか?(このブログを書いている私も知りませんでした…)

ここから何が言えるのかというと、NO.1にならなければ人に認知してもらえない、覚えてもらえないということです。

逆にいえば、人に存在を認知してもらうためにはどうしてもNO.1になる必要があるのです。

冷静に考えれば、銀メダルも銅メダルも、とてつもない偉業ですし、もっというと、「世界第50位」でも、オリンピックに出場できるだけでもものすごいことですよね?

ですが、オリンピックを見る人の立場になると、NO.1以外は目に入らなくなるのです。残酷なようですが、これが事実なのです。

1.人は興味のないことは認識しない

NO1.以外はほとんど人に覚えてもらえない、、、

これだけでも十分に厳しいと思うのですが、もっとシビアな事実があります。

それは、私たち人間は興味のあることしか認識しないということです。全く興味のないことは視界に入っていても、認識することができないのです。

オリンピックの例で言えば、先ほどNo.1以外はほとんど覚えてもらえないということを言いましたが、

もし、その競技があなたが全く興味のないものだったら?

そして、金メダルをとったのが全く聞き馴染みのない国の選手だったらどうでしょうか?

例えば、アーチェリーでキリバスの◯◯選手が金メダルを獲得した、、、という場合だったら?

多くの日本人はアーチェリーにもキリバスという国にもあまり馴染みがないと思うので、たとえNO.1でも恐らく注目したり、記憶に留めておける人は少ないでしょう。

ですが、一方で自国の選手であれば、今回の冬季オリンピックの女子カーリングのようにNO.1でなくても(銀メダルであっても)大きな注目が集まることもあるのです。

1)自分の興味があるものに注目する(国、スポーツ)

2)その中でも、特にNO.1に注目する

これが、私たちがオリンピックを見るときに無意識に採用している物の見方ではないでしょうか?裏を返せば、人に覚えてもらうためには、その人が興味を持っている分野でNO.1にならなければいけないということです。

2.ビジネスにおけるNO.1の重要性

NO.1以外はほとんど覚えてもらえない、だからNO.1を目指さなくてはいけない。

これは、そのままビジネスにも当てはまる教訓です。

むしろ、ビジネスにおいては顧客に認知してもらえているかどうか、覚えてもらえているかどうかが売上を非常に大きく左右するので生死を分ける要素と言っても過言ではありません。

ここでNO.1であることがいかに大事かという例を挙げましょう。

例えば、ファストフードといったらどんな会社が思い浮かびますか?

マクドナルド

モスバーガー

サブウェイ

吉野家

松屋

といったところでしょうか?恐らく10社、20社と名前を挙げられた人は少ないはずです。

ですが、日本で事業展開しているファストフード店はなんと55社も存在しているのです。

意外に多いことに驚きますよね?中には名前を聞いても全くわからない企業、初めて名前を聞く企業もあるでしょう。

次にお菓子メーカーと聞けばどんな企業が思い浮かびますか?

カルビー

森永

グリコ

明治

ロッテ

あたりになるでしょうか?

こちらも調べてみると、お菓子メーカーは国内で487件もヒットするのです。

さらに洗剤メーカーでは、よく名前を耳にする企業は

花王

P&G

ライオン

くらいだと思うのですが、調べるとなんと749件もヒットするのです。

そんなに多くの企業があったなんて想像もできないですよね。

 

このように見ていくと、人があるカテゴリーの中で認知していられるのは、多くても5〜7社くらいだということがわかります。

そしてどの業界でも、上位の企業、特にNO.1の企業が圧倒的なシェア、売上を誇っているのです。それ以外の企業は残念ながら名前を認知されていないので、売上を上げることが難しくなります。

やはり人は、聞き馴染みのある企業、よく耳にする企業から物を買いたいと思うものですからね。だから、ビジネスで売上を上げるためには、何が何でもNO.1を目指さなくてはいけないのです。

ですが、、たとえ話で有名企業の名前を出されて「NO.1を目指そう」と言われると、とんでもなく難しいイメージがあるかもしれませんが安心してください(笑)

 実は個人事業主でも、小さな会社でも、比較的簡単にNO.1を目指せる方法があるので、ここからはそれをお伝えしていきたいと思います。

3.自然界に学ぶ「自分だけのNO.1の作り方」

NO.1を目指すにあたって、非常に参考になるのが自然界です。

テレビのドキュメンタリー番組などで目にしたことがあるかもしれませんが、自然界は弱肉強食の世界です。

そんな過酷な世界で生物たちはどうやって生き残っているのかというと、「部分的なNO.1を獲得する」という方法です。

例えば、、、

湿度の高い川辺ではNO.1

夜の草原においてはNO.1

大きい生物がいなくなった深夜の時間においてはNO.1

といったように、全てにおいてNO.1を目指すのではなく、「ある特定の場所や時間において自分が一番強い」というように特化しているのです。

全ての時間、全ての場所において最強を目指すのは現実的ではありませんし、体の大きい生物に簡単に負けてしまうでしょう。だから、自分たちが絶対に勝てるという条件だけで勝負することで、生き残ることができているのです。今、自然界に生息している生物はみんな、何らかの条件でNO.1を獲得しているのですね。

全てにおいてNO.1を狙うのではなく、ある特定の条件で部分的にNO.1を獲得する、、、、

自然界の動植物がとっているこの戦略はとても参考になると思いませんか?

ここからは、あなたの会社、事業がNO.1になるための3つの具体的な戦略をお伝えしていきたいと思います。

4.誰でもNO.1になれる3つの戦略

1.他社が注目していない部分でNO.1を狙う

売上、業界のシェアなどでNO.1を狙うのは確かに難しいと思います。

ファストフード、飲料メーカー、洗剤メーカーの例を出したように、業界の大手の企業に勝たなければいけないので、それは現実的ではないですよね?

ですが、リピート率、クレーム件数など他社があまり注目していない指標なら、ちょっと意識して頑張ればNO.1を目指せる可能性は十分にあります。

もちろん、あまりにもお客さんにとって意味のないようなところでNO.1になっても仕方がないのですが、他社が注目していない指標はたくさんあるはずなので、ぜひ探してみてください。

例えば、最近流行りのマッチングアプリなどでは、

「登録者数NO.1」

「出会いの数NO.1」

「交際率NO.1」

「20代女性の登録者数NO.1」

などなど、各アプリが実に様々な指標をアピールしていますのでとても参考になると思いますよ。

 

2.専門性、地域性をアピールする

自分の飼っている猫の具合が悪くなった、、、

こんな時、家の近くに「動物病院」と「猫専門の病院」があったら、絶対に後者を選びたくなると思いませんか?たとえ、両者が全く同じ知識や治療のスキルを持っていたとしても、、、

これが専門性の強さです。これだけでも十分に他社と差別化しやすくなるのですが、それに地域性を掛け合わせれば格段にNO.1を獲得しやすくなります。

例えば、、、

・北海道で唯一のベトナム語教室

・岐阜県で唯一の医師専門スポーツジム

・日本で唯一の40代女性専門の結婚相談所

などなど、知恵を絞って考えればNO.1になれる切り口は無限にあります!

 

3.新しいカテゴリーを作ってNO.1になる

例えば、ハーゲンダッツは「高級アイス」という新しいカテゴリーを作ってNO.1になりました。

プリウスは「エコカー」という新しいカテゴリーを作ってNO.1に、

 お菓子メーカーのロッテは「歯を健康にするガム」というカテゴリーを作ってNO.1になりました。

業界全体でNO.1になるのは大変なことですが、新しくカテゴリーを作ることができればその瞬間からあなたがNO.1になることができるのです。

しかも、その地位を守ることができれば、あなたが価格を決めることができますし、独占的な地位を確立することも夢ではありません。

 

さて、いかがだったでしょうか?

幸いにもビジネスの世界では、アイデア次第で誰でもNO.1を目指すことができます。あなたの商品やサービスがNO.1を獲得できれば、一気に認知度が上がり、ビジネスが拡大していくでしょう。

たとえ、商品やサービスそのものがこれまでと全く変わらなくてもです。

NO.1のポジションを取れれば、今後のビジネスがとても楽に進められれるようになるので、ぜひ一度時間をとって考えてみてくださいね。


この記事を書いた人

セールスコピーライター吉村 大樹

愛知県名古屋市に在住。名古屋大学に在籍。 人の思考や行動に興味があり、現在までに哲学、心理学、歴史学など幅広い分野の本を1500冊以上読破。 一方で、自分の経験や気づきなどの本からは得られない情報も重視する。 読書で得た知見を活かし、人のニーズを読み取ることを得意とする。 大学3年次に、人を動かす文章術=コピーライティングに出会い、言葉の力で億を売り上げるセールスコピーライター古山正太に師事。 これまで、整体院向けセミナーのLP、一般向けのイベント集客用チラシなどを手がける。集客用チラシでは、平均の6倍の反応率を記録。 現在は「言葉の力で商品・サービスの価値を100%伝える」を使命に、本当に価値のある商品・サービスを世に広めるべくチラシ、LP制作を行っている。

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