セールスコピーライティング普及協会

2)セールスコピーの書き方 大ヒット映画に学ぶ「人を動かす究極の方法」

2)セールスコピーの書き方, 3)マーケティング, 4)セールス, 7)ビジネスオーナー向け

こんにちは。セールスコピーライティング普及協会の吉村です。

町で細々と車の修理工をしているカーターと大きな病院をいくつも経営している大富豪のエドワード

何もかも違う2人ですが、2人には「ある最悪の共通点」がありました。それは、寿命があと6ヶ月だということ。

2人は病院で出会い、

・スカイダイビングをする

・息を飲むほどの絶景を見る

・ピラミッドを見る

などの「死ぬまでにやりたいことリスト=棺桶リスト」を書いてそれを実現する旅に出るのですが、、、。

これは、2007年に公開されて大ヒットした『最高の人生の見つけ方』という映画のあらすじなのですが、今日はこの映画から「人を動かす究極の方法」をお伝えしていきたいと思います。すでにビジネスをされていて、資料請求やお試し、無料体験などに集客したいと思っている方、または、人を動かす文章術=コピーライティングに興味のある方はぜひ読んでみてください。

人を動かす究極の方法とは?

普通、人は突然「夢を叶える旅に出よう!」とは思わないですよね?ですが、映画「最高の人生の見つけ方」では主人公の2人が、思い立ったが吉日とばかりに飛行機に乗って旅立ち、次々とやりたいことを実現させていきます。まるで何かに突き動かされているようなすごい行動力ですよね?

もうお気づきだと思いますが、主人公の2人を動かしたものの正体、、、

それは「デッドライン」です。

日本語だと「締め切り」とか「期日」といった言葉が使われますが、要するにデッドラインとは、何かをする上でのタイムリミットという意味です。(映画に登場する2人の場合、余命宣告をされていたので、本物のDead LIneということになりますね…)

ビジネスをされている方であれば、自分の商品やサービスをアピールする文章を書くことがあると思います。そして、その場合の目的は、商品を購入してもらったり、無料体験に来てもらったりすることですよね?

だから、小説家ならまだしも、ビジネスの世界ではいくら読み手を感動させる文章や、人を熱くさせる文章を書くことができても、読み手にこちらの望んでいる行動(商品の購入など)を取ってもらうことができなければ、厳しいようですが全く意味がないのです。

そこで今回は、「人を動かす武器」の一つとして、デッドラインの威力や効果的な使い方、デッドラインを使って簡単に売上アップを目指せる方法をお伝えしていきたいと思います。

デッドライン「あるある」

「まだテストまで時間があるから大丈夫」と余裕だったのにいつの間にかテスト前日。

「ヤバイ!明日テストなのに何も勉強してない、、」と慌てて教科書を開いて勉強を始め、そのままテスト当日を迎える、、、。

あなたは、こんな経験をしたことはないでしょうか?

他にも、、これまで全くやってこなかった夏休みの宿題を最終日にまとめて片付けたり、夜に用事がある時は、いつもより仕事がはかどったり、クーポンの期限が切れる前に買い物に出かけたり、、、

といった経験があるかもしれませんね。

このように、デッドライン(=時間の制限)は人を行動に駆り立てる強力なパワーを持っています。

 そんなデッドラインはビジネスでも効果が実証済みで、身の周りの至るところで使われています。

人を動かすデッドラインの力

私はセールスライターとして、インターネットで商品を販売しているのですが、このデッドラインの力を日々、実感しています。

なぜかというと、キャンペーン売上の約半分は実は最終日にもたらされるからです。例えば、5日間限定で商品を販売するというキャンペーンを実施したとすると、、、

1日目の売り上げ:10件

2日目:10件

3日目:10件

4日目:10件

5日目:40件

といったように、圧倒的に最終日の売上が多くなるのです。特に日付が変わる直前などは申し込みが殺到したりします。

それほどデッドラインというものの力は強力なのですが、それは一体どうしてでしょうか?

私たちがデッドラインに動かされる理由

私たち人間がデッドラインに弱い理由。それは私たちが生まれながら、なるべく損を避けようとする傾向を持っているからです。(行動経済学の用語では損失回避傾向といいます)

ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンは著書『ファスト&スロー』の中で、

50%の確率で200万円もらえるが50%の確率で100万円失うというゲームには大多数の人間が参加しないという例を出して、

人間は手に入るかもしれない「得」よりも、失うかもしれない「損」を重く見積もる傾向があるということを示しています。

このように考えていくとデッドラインとは、「この期日を過ぎたら商品を手に入れることができるチャンス失いますよ」という意味にも取ることができますよね?

このように、人間の生まれ持った損失を避けようとする傾向にうったえかけるデッドラインはとても強力な心理的要素なので、身の回りの至るところで使われているのです。

例えば、スーパーのタイムセール、クーポンの使用期限、期間限定の割引キャンペーンなどなど、挙げていけばきりがないですし、身の回りがデッドラインで溢れているといっても過言ではありません。

なので、ビジネスをされている方はぜひ使っていだだきたいと思うのですが、その前に、、、

効果的なデッドライン

デッドラインを自分のビジネスにうまく組み込んでいく上で注意すべきポイント、それは、、、デッドラインはなるべく自分の都合で決めないということです。

もちろん、ただ単に「◯月◯日まで」と自分の都合で設定してもデッドラインがないよりは格段に効果があることは間違いなのですが、

デッドラインを考える際は、お客さんのことを考えたものであったり、季節やイベントに合わせて設定するのがおすすめです。

いいデッドラインの一例をお見せすると、、、

・夏に海水浴に行くまでに理想の体を手に入れて欲しいという思いから7月1日までの期間限定で、、、

・お正月限定キャンペーンで1月3日まで、、、

・消費税が増税される前の9月30日まで、、、などがあります。ぜひ参考にしてみてください。

最後にデッドラインを使って簡単に売上アップが目指せる方法をご紹介したいと思います。

デッドラインを利用して売上を上げる方法

デッドラインを利用して簡単に売上アップを目指せる方法

それは、キャンペーンの数を増やすということです。

例えば、これまで1ヶ月に1つキャンペーンを実施していたのであれば、1ヶ月に2つのキャンペーンを行うことで、デッドラインを2つ作ることができます。大きな売上が見込めるデッドラインを増やすことで売上を最大化することができる、というわけです。(ただ、キャンペーンの数が増えるとそれだけ労力が増えるのでその点は注意してください(^^;;)

ここまで、デッドラインの力とそれをビジネスで有効に使う方法についてお伝えしてきました。今回のように人間心理に基づいた方法で「売上アップを目指したい」「人を動かす文章が書けるようになりたい」という方はぜひ、コピーライティングを学んでみてくださいね。

ビジネスはもちろん、プライベートでも役に立つスキルを手に入れることができますよ(^^)


この記事を書いた人

セールスコピーライター吉村 大樹

愛知県名古屋市に在住。名古屋大学に在籍。 人の思考や行動に興味があり、現在までに哲学、心理学、歴史学など幅広い分野の本を1500冊以上読破。 一方で、自分の経験や気づきなどの本からは得られない情報も重視する。 読書で得た知見を活かし、人のニーズを読み取ることを得意とする。 大学3年次に、人を動かす文章術=コピーライティングに出会い、言葉の力で億を売り上げるセールスコピーライター古山正太に師事。 これまで、整体院向けセミナーのLP、一般向けのイベント集客用チラシなどを手がける。集客用チラシでは、平均の6倍の反応率を記録。 現在は「言葉の力で商品・サービスの価値を100%伝える」を使命に、本当に価値のある商品・サービスを世に広めるべくチラシ、LP制作を行っている。

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