セールスコピーライティング普及協会

2)セールスコピーの書き方 HPとLPの違いを知ってWeb集客の反応アップ!

2)セールスコピーの書き方, 4)セールス, 5)デザイン, 7)ビジネスオーナー向け, LP

HPorLP

こんにちは。

セールスコピーライティング普及協会 認定ライターのかみばやしです。

突然ですが質問です。

 

あなたは、Webで集客をしたいですか?

 

おそらく多くの方の答えは「Yes」であるはずです。

これだけインターネットが普及した世の中でWebを使って集客しない手はありません!

Web集客の代表と言えばHP(ホームページ)ですが、せっかくHPをつくっても「アクセスが集まらない」「問い合わせが全くない」など、なかなか結果が出ずに不安に感じている方もいらっしゃるでしょう。

そんなときには、まずはHPの見直しを行い、同時にLP(ランディングページ)の運用を考えてみるのもひとつの手です。

本稿では、HPとLPの違いやそれぞれの特徴についてお伝えしていきますので、Web集客の手段を増やしてみたいとお考えの方はぜひ最後まで読んでくださいね。

 

HPとLPの違いってなに?

HPもLPもWeb上につくるページであることに違いはありません。

HPは、コーポレートサイトやECサイトに代表される情報提供を目的としたページで、複数のページに分かれて取扱商品・サービス、理念、会社概要などがわかりやすく記載されています。

一方で、LPは特定の商品・サービスを紹介するページで、訪問者に資料請求や商品購入、セミナー申込みなどの特定の行動を起こしてもらうこと(コンバージョン)が目的です。

縦長の1ページの中に商品・サービスの情報を知るのに必要な情報が全て記載されています。

 

HPとLP、それぞれの特徴はどんなところ?

HPとLPでは目的や役割が違うため、それぞれの得手不得手とすることも違います。

以下に順を追って説明していきます。

ページ内のリンク

HPは、情報が複数ページに分散していますので、訪問者にページ内を遷移してもらう必要があります。当然ながら、ページ内のリンクは多くなります。

一方で、LPは特定の商品・サービスの紹介と訪問者によるアクションを目的としており、基本的には1ページだけで全てが完結するように構成されています。

つまり、訪問者に他のページに移動されては困るわけなので、ページ内のリンクは極力排除されています。

ページへの集客方法とSEO対策

HPに訪問者がたどり着く経路には以下のものがあります。

検索エンジンでの検索結果で上位表示をされたほうが流入数は多くなるので、HPには長い時間をかけてSEO対策を施していく必要があります。

一方LPの場合は、有料のWeb広告とセットで運用されることが多く、訪問者は以下の広告を直接クリックしてきます。

従って、検索エンジンでの上位表示を目指す必要がなく、SEO対策も不要となります。

デザイン

HPは、複数ページに分かれていても全体でひとつのHPであること、また企業のブランディングも兼ねている場合もあるので、全体のデザインを統一しておく必要があります。

一方LPのデザインは、企業のブランディングから完全に離れることはできないとは言え、商品・サービスに特化した自由度の高いデザインが可能だと言えます。必要な情報が1ページに凝縮されているため、訪問者が飽きずにスクロールできるようにメリハリをつけることも重要です。

訪問者が内容を見る順番と訴求力

複数ページに情報が分散しているHPは、訪問者がクリックしたい順番で見られることになります。

また、取扱商品・サービス全体のカタログとしての役割も兼ねているので、特定のものの購入や問い合わせに直接つなげる訴求力は弱くなります。

一方、LPは1ページに必要な情報が詰まっているので、上から順番に見られます。

つまり、運営者が伝えたい順番で情報を伝えることができ、訪問者が商品・サービスの価値を理解したあとにセールスをかけることができるのです。

訪問者はこちらの意図する順番で情報を入手しているので、具体的なアクションに誘導しやすく、訴求力としては強いと言えるでしょう。

訪問者の途中離脱と直帰率

HPでは、訪問者が自らページ間を遷移するので、ページから途中離脱しやすくなります。

一方で、ひとたび訪問してもらえれば、HP内でいくつかのページを見て回ってくれる率が高く、直帰率(最初の1ページだけを見て帰ってしまう割合)は低くなります。

LPの場合は、特定の商品・サービスの情報のみを載せているため、訪問者が興味を持っていれば下に読み進めてもらいやすいです。

加えて、訪問者の集中力を削がないようにリンクを極力排除しているので、離脱率が低く、特定のアクションに至りやすいと言えます。

LPは1ページしかないので、直帰率は高いです。

HPとLPの特徴をまとめると…

これまで説明してきたことを一覧にすると以下のようになります。

 

HP

LP

目的

 ● 情報提供

 ● 特定の商品・サービスの紹介

 ● 訪問者に資料請求や商品購入などの特定のアクション(コンバージョン)を取ってもらう

ページ数

複数にわたる 1ページのみ

リンク

多い

ない

(あっても最低限)

集客方法

 ● Google自然検索

 ● SNS

 ● ブログ

 ● メルマガ

 ● リスティング広告

 ● SNS広告

 ● SNS

 ● ブログ

 ● メルマガ

SEO対策

必要

不要

デザイン

 ● 企業のブランディングに合ったもの

 ● ページ全体で統一性が必要

 ● 自由度が高い

 ● 読み飽きないメリハリのあるデザイン

訪問者が見る順番

訪問者が見たい順番

運営者が伝えたい順番

訴求力

弱い

強い

離脱率

高い

低い

直帰率

低い

高い

 

結局、HPとLPのどちらを作れば良いの?

HPとLPがどう違うのかは理解できても、結局自社にはどちらが必要なのかわからないと思われた方もいるかもしれません。

結論からお伝えすると、目的に応じて両方のページを使い分け、ときに組み合わせて相乗効果を得ることをおすすめします。

HPでは企業の全般的なことや最新情報などを提供して長期的に信頼性を高めていき、ここぞというときにはWeb広告とLPで販売、集客、リスト取りをするといった使い方ができるでしょう。

「どうしても片方だけ!」ということであれば、まずはHPをつくることをおすすめします。

名刺交換やチラシ配布をきっかけに興味を持ってくれた見込み顧客の心理状態と次にとるであろう行動はどんなものかを考えると、興味を持った会社をもっと知りたい→より詳しく知るために会社名でWeb検索をするといった流れになるはずです。

このとき確認したいのは、会社の全般的な情報ですよね。

また、余談にはなりますが、メディア関係者は取材対象となる企業を見つけた場合、必ずHPの有無をチェックしてから企画会議にかけるそうです。

貴重なメディア出演の入り口であり企業の顔となるページなので、きちんと整えておきたいですね!

 

必要性と目的をきちんと見極めてWeb集客の効率をアップしましょう!

本稿では、HPとLPの違いとそれぞれの特徴についてお伝えしました。

どちらのページにもそれぞれの目的や役割があるので、どちらのほうが良いというものではありませんし、理想を言えばどちらも必要です。

また、共通して言えることは、訪問者にとって価値のある情報でなければ興味は持ってもらえない、ということです。

興味を持ってもらうためには自社の顧客となるターゲットに対する深い理解が必要であり、これらの人たちに自社の商品・サービスがどんな価値を提供できるのかを伝える必要があります。

そのためには、1にリサーチ、2にリサーチ、3・4もリサーチ、5もリサーチ!

とにかくリサーチが必要です。

ちなみに、私たちセールスコピーライターはHPやLPを書く際に、このようなリサーチをしています。ぜひご参考になさってみてください。↓↓↓

【永久保存版】ライティングで売上激増を実現するリサーチ&ヒアリングのコツ

リサーチの一環としてアンケートを作成する場合は、こちらをご参考ください。↓↓↓

アンケートの作り方のコツは「利用目的」と「得たいデータ」からの逆算

「ウン百万かけてカッコいいページつくったのに、全然反応出ないんだよね!」なんてことにならないためにも!

リサーチをきちんとしたうえで顧客のニーズを把握して、きちんと価値が伝わるHPやLPをつくってくださいね。

とはいえ、忙しい経営者さんが自分で全てをやるには無理があります。

自社でHPやLPを制作するには「時間的にも人的にもリソースが足りない!」という場合は、ぜひこちらのフォームから当協会にお問い合わせください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


この記事を書いた人

セールスコピーライターかみばやし りつこ

同志社大学法学部法律学科卒業。横浜市在住。 15年以上に亘り事業会社の企業法務、内部統制の担当者として数社を渡り歩く。契約書の作成・チェックを始め、社内業務の文書化を手がけた件数は1000件を超える。 働き方に悩む中、相手の真意や懸念点を正確に読み取り言語化してきた経験が活きると感じ、日本一のセールスコピーライター古山正太に師事。事実を正確に伝えることに加え、人の心を動かすライティングの手法を習得し、2019年3月に独立。 「アドバイス通りに実行してたった3日でクラウドファンディングの目標金額を達成した」「ゼロイチで立ち上げたビジネスで安定的に集客ができるようになった」「当社の営業員より商品・サービスのことを理解している」など好評を得ている。 現在は、投資・不動産・法律・教育関連のライティングなど幅広く活動中。

kamibayashi