セールスコピーライティング普及協会

2)セールスコピーの書き方 読んでもらいたいなら、〇〇性を意識すべし!

チラシ, リサーチ, 2)セールスコピーの書き方, 7)ビジネスオーナー向け

こんにちは!

セールスコピーライティング普及協会
認定ライターの植松です。

今回は、
『読んでもらいたいなら、
〇〇性を意識すべし!』
というテーマです。

読まれる文章には、
〇〇性が不可欠です。

どんなに一生懸命書いても、
〇〇性がなければ
最後まで読んでもらうことはできません。

「読まれる販促物を作りたい!」
という思いがある方は、
ぜひ最後までお読みください♪

ポスティングチラシに感じた矛盾

先日我が家のポストに、
とある整体院のチラシが入っていました。

キャッチコピーには、
『股関節痛、大丈夫ですか?』とあり、
どうやら股関節の痛みを改善する
整体院のチラシのようです。

初回限定で通常7,000円の施術が
72%引きの1,980円。

しかも効果を実感できなければ、
その場で全額返金すると
記載されていました。

このオファーなら、
「行ってみようかな」と
思う人もいるのでは?と感じました。

ところが、読み進めていると・・・

整体院名の上に
『××市で唯一の「慢性腰痛」専門』
と書かれていたのです。

さらには、掲載されているお客様の声も
腰痛に関するものでした。

つまり、腰痛専門整体院にも関わらず、
股関節痛の方向けのチラシだったのです。

皆さんは、ここまで読んで
どのように感じましたか?

私は、こんな風に思ったのです。

「えっ!?
慢性腰痛専門だったの!?」

はい・・・単純に驚きです。

この矛盾に違和感を感じたのは、
私だけではないはずです。

実は、このような販促物は
意外に多いです。

もうちょっと踏み込んで言うと、

他のライターが作った販促物では
このような矛盾に気づけるのに、
自分が作る販促物では気づけない
ライターが多い
です。

つまり、余程意識していないと、
あなたも同じような販促物を作ってしまう
危険性があるということです。

この矛盾が生じた理由は?

では、どうしてこのような矛盾のある
チラシになってしまったのでしょうか?

考えられる理由はいくつかあります。

例えば、

1.よく考えずに作成した
2.リサーチをしたら、整体院の周囲には股関節痛の人が多かった
3.クライアント目線で作成した

などです。

1.よく考えずに作成した

ごめんなさい。
これは、完全にアウトです・・・。
販促物を作成する上では、
しっかりとリサーチやヒアリングをして
よく考えて作成しなければなりません。

2.リサーチをしたら、整体院の周囲には股関節痛の人が多かった

これは、『××市で唯一の「股関節痛」専門』に
変更することを検討してもいいでしょう。
その方が、確実に集患率がアップします。

3.クライアント目線で作成した

気がつかないうちにターゲット目線ではなく
クライアント目線になってしまう
という現象(!?)です。
コレは、”ライターあるある”でもあります。

この3つの中で一番ありがちなのが、
3番目の『クライアント目線で作成した』です。

どういうことかと言いますと、
販促物を作る時は、
リサーチやヒアリングが必須ですよね。

そのリサーチやヒアリングを通して
クライアント(今回であれば整体院の院長先生)の
熱い想いを知るうちに、
ライターの意識がターゲット目線ではなく
クライアント目線になってしまった

ということです。

クライアントのサービスの良さや
熱い想いをターゲットに届けたい!
という方向に
なってしまった結果とも言えます。

例えば、院長先生が

「股関節の痛みを治すのも得意なんですよ!」

「今まで腰痛でチラシ出していたから、
今回は股関節痛持ちの人も
新規で取り入れたいんですよ!」

と言ったとします。

ここでライターは、

「先生の施術なら、股関節痛を
治せないはずがないですもんね!」

「ぜひ股関節痛の患者さんも
狙っていきましょう!」

という方向に行きがちです。

・・・が、冷静に考えてください。

そもそも『慢性腰痛専門』を
謳っていることを!!

こんな症状の患者さんも
あんな症状の患者さんにも
来て欲しいと欲張ってしまうと、
『一貫性』がなくなってしまいます。

タイトルの答えは?

もうお分かりですね?

ズバリ!タイトルの答えは、
『一貫性』です。

一貫性のない販促物は、
ターゲットに違和感を与えます。

違和感を与えてしまうと
そこで離脱、
つまり読むのをやめてしまう
ターゲットが多くいるのです。

読まれなければ、
当然買ってもらうことが
できません。

その先にどんな良い内容が
書かれていたとしても、
そこで”試合終了”ということです。

ライターとしても、
せっかく書いた販促物を
読んでもらえないというのは
大打撃ですよね。

そして何より
集患することができなければ、
クライアントが求める
売上アップに貢献することができません。

双方にとって、
悲しい結果となってしまうのです。

一貫性のある販促物を作成するために必要なこと

一貫性のある販促物を作成するためには、
まずは自身でブレないように
しっかりと意識を持つことが大事
です。

他にも、
・常にターゲット目線で考える
・ゼロベースで読み返す
フィードバックをもらう
ことなども大切です。

これは今回のようなチラシだけに限らず、
LP(ランディングページ)やメルマガなども
同様です。

メルマガでも、タイトルでは
”リピート率アップ”と
書かれているのに、
内容を読んでみると
”新規獲得方法”が書かれてる
というようなものも見かけます。

最初から最後まで
内容自体の一貫性を保つことは
もちろんですが、
タイトルと内容の一貫性
忘れてはいけません。

そして、使う画像やフォント、色など
デザインの要素でも一貫性は重要です。

すべての調和が取れていて、
一貫性があるものが読まれる販促物
なんだということを
くれぐれも忘れないようにしましょう!

あなたが作成した販促物には、
一貫性がありますか?

ドキッとした方は、
ぜひこの機会にもう一度
見直してみませんか?

油断するとブレてしまうのは、
誰にでもあることです。

しかし、それに気づけるか
気づけないかはあなた次第です。

ぜひ一貫性を意識して、
読まれる販促物を作っていきましょう!

今回も最後までお読みいただき、
ありがとうございました(*^^*)


この記事を書いた人

認定講師/薬機法専門コンサルタント/ライター植松 朗代

薬機法・景品表示法・健康増進法を守りながら、訴求力を落とさずに商品の売上アップ・イメージアップを実現するセースルコピーライターとして活動を開始。 これまでの美容系コンテンツ記事執筆、人気コラムニストのアシスタント経験などを活かし、女性ゴコロをくすぐる広告表現を得意とする。 現在では、日本で唯一、薬機法専門コピーライター養成講座を主宰するB&H Promoter's監修のAmazon書籍『薬機法コピーライターが実践している法律を守りながら売上げを上げる表現のコツ(仮)』の編集者として名を連ね、日本有数の薬機法専門コンサルタントとして活動の場を広げている。 広告に関する不安を1つずつ丁寧に取り除き、“知らなかった”では済まされない法令違反を回避しながら、商品の魅力を100%伝えることを目標に掲げている。

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